Dvipdfmx (に限らず TeX) のフォント設定はなかなか情報がみつからない.
SL 6 にインストールした TeXLive 2011 にて,
試行錯誤でとりあえずフォントが埋め込まれるように設定できた. メモを残しておく.
True Type フォントの配置
True Type フォントは, 適切なパスに配置しなければならないようだ.
以下のいずれかに配置する.
. (現在のディレクトリ).
$TEXINPUTS で指定したディレクトリの下の fonts/truetype およびそのサブディレクトリ.
- インストールディレクトリの下の
texmf*/fonts/truetype およびそのサブディレクトリ.
- その他?
kpsewhich を使用することで,
パスがあっているか確認できる.
True Type フォントから VF を作成
以下のようなスクリプトを作ってみた.
#! /bin/bash
vpl=$(mktemp --suffix=.vpl)
tfm=${1/.ttf/.tfm}
ttf2tfm $1 -q -T T1-WGL4.enc -v $vpl $tfm &&
vptovf $vpl $2 $tfm
VF の配置
True Type フォントの配置と同様だが,
truetype ではなく
vf の下に配置する.
マップファイルの作成
TeX でのフォントと実際に埋め込むフォントとの対応を記述する.
以下が例.
rml H sazanami-mincho
gbm H sazanami-gothic
dvipdfm を使用するのであれば,
ユーザーズガイドに書式がかかれている.
Dvipdfmx の実行
オプション
-f でマップファイルを指定する.
texmf/dvipdfmx/dvipdfmx.cfg というファイルがあるので,
これを編集するとデフォルトを変えられるかもしれない.
VFを作成する必要はなくて, マップファイルを作成するだけで良かったようだ. (TeXLive 2012 にて)
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