2013-12-02

ICC による tie ネットの配線

IC Compiler でタイネット (H, L レベルに固定する入力) の配線方法はいろいろある.
  • preroute_standard_cellspreroute_instances-tie オプションをつけて配線する.
    この場合, 電源配線として配線されるので, やや違反を起こしやすいきがする.
  • derive_pg_connection -tie にて電源に接続させ, route_zrt_autoroute_opt で配線する.
    この場合, Classical router, Z-router を使用するので, エレガントに処理してくれる. それでも, 電源レールや電源メッシュの太い配線から細い配線を出すので, DRC違反を起こす可能性がある.
    set_route_zrt_common_options -tie_off_mode rail_only を設定しておくと, 少しはましかもしれない.
  • connect_tie_cells によってタイセルを追加し, 完全に信号線にしてしまう.
    この場合, 電源から配線を伸ばすわけではないので, 違反が起こりにくい.

理想的にはタイネットは無駄なことをしているのだけれど, モジュール間の信号や, S/R入力付DFFのRのみを使う場合に発生してしまうようだ.

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