IC Compiler でタイネット (H, L レベルに固定する入力) の配線方法はいろいろある.
preroute_standard_cells
や preroute_instances
で -tie
オプションをつけて配線する.
この場合, 電源配線として配線されるので, やや違反を起こしやすいきがする.
derive_pg_connection -tie
にて電源に接続させ, route_zrt_auto
や route_opt
で配線する.
この場合, Classical router, Z-router を使用するので, エレガントに処理してくれる.
それでも, 電源レールや電源メッシュの太い配線から細い配線を出すので, DRC違反を起こす可能性がある.
set_route_zrt_common_options -tie_off_mode rail_only
を設定しておくと, 少しはましかもしれない.
connect_tie_cells
によってタイセルを追加し, 完全に信号線にしてしまう.
この場合, 電源から配線を伸ばすわけではないので, 違反が起こりにくい.
理想的にはタイネットは無駄なことをしているのだけれど,
モジュール間の信号や, S/R入力付DFFのRのみを使う場合に発生してしまうようだ.
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