2012-01-28

RHEL6上での FreeWnn ビルドエラー

Redhat Enterprise Linux 6 では, FreeWnn のビルドに失敗する. 出力されるエラーは以下の通り.
make[3]: Entering directory `/tmp/FreeWnn-1.1.1-a021/Wnn/pubdicplus'
gcc -E -DKANSAI fzk.master-.c | egrep -v '^(# |#line |#pragma |$)' | ../..//Wnn/jutil/atof -h ../..//Wnn/jd/hinsi.data std.fzk
Bad format near line 473 "".
'/' and definition of fuzokugo is expected.
make[3]: *** [std.fzk] Error 1
EL5 では問題なくビルドできる. fzk.master-.c はいくつかのインクルードによって構成されており, GCC によって接続する仕組みになっている. 一方で, 最近の gcc -E は, 途中の空白で改行を入れるようになった. -traditional を追加すると, ビルドできるようになった.

2012-01-03

Core i7 においてタイマー割込が起こらなくなる

Scientific Linux 6.0 を使用し始めてから, ときどき動作が遅くなることがあった. CentOS 5.6 を使用していた時は問題なかったのだが. キーを押してから画面に表示されるまで 500 ms くらいかかる. ログにはとくに目立った情報が出てこない. 6.0 から 6.1 にアップデートしても, 改善されない. irqbalance を起動しないようにする (chkconfig irqbalance off) と, 頻度がやや下がる.

watch -d cat /proc/interruptsで割込を見ていた所, IR-IO-APIC-edge timer 割込が停止することが分かった. 私は Scientific Linux 6 + Core i7 960 + nVidia GTX 260 を使用していてこの現象に遭遇したのだが, Ubuntu 10.10 + Core i7 930 + nVidia GTX 460 でも起こっているようだ. なお, 私の手元の別のマシン Scientific Linux 6 + Xeon X5260 は正常に動作している.

kernel が 2.6.32-131.21.1.el6.x86_64 から 2.6.32-220.2.1.el6.x86_64 にアップデートされたので, しばらく様子をみてみよう...

追記 (2013-08-14)
最近は問題なく使用できている.