2021-04-26

自宅でのミーティングで使用する音響機器

マイク - Shure SM58

色々と迷った末に決め兼ねたので、定番のSM58を購入した。 購入当時は、X2Uという小形のUSB接続オーディオインターフェイスとセットで売られていたので、このセットを購入した。

ノイズが十分に小さいことはもちろんだが、指向性が高くあまり周囲の音を拾わないことを期待して購入した。

マイクから口が離れると音量が小さくなってしまうので、マイクに口を近づけることを常に意識する必要がある。

オーディオインターフェイス - Shure X2U

モノラルのXLR入力・ステレオの3.5mmステレオジャック出力 (ヘッドホン用) が着いている。 ミーティングではマイク1本で十分なので、モノラル入力がちょうどよい。

出力側はあまり気に入っておらず、Volumeつまみを回すと左右の定位がふらつく、PCとマイクのバランスを出力するようになっており、PCからの音量を一定でマイクの音量だけを調整するなどが出来ないなど、問題を感じている。

スピーカー - オンキョー GX-100HD

会議ではイヤホンを使うこともあるが、音楽を聴くときなどにも使用している。 ディジタル入力がついている。10年以上前に購入したが、まだ壊れることなく使用できている。

三脚

マイクを立てるのに、スマートフォン用の三脚を使用している。 もともとはスマートフォン用に買ったが、ほぼマイクにつかっている。 なお、マイクホールダとカメラ三脚とではネジ径が異なるので、変換アダプターを使っている。

オーディオインターフェイス - TI PCM2704

TIのサイトで、サンプルとしてもらったもの。これに74HC04をドライバとしてRCAに出力する。材料費はトータルで500円くらいだろう。既成品よりもかなり安い。

iPhone

食事の準備などで動き回りながらミーティングを聴く時には、同時にiPhoneでミーティングに接続して持ち歩くこともある。 ただし、発言するときは、もう一方の端末に自分の声が出てハウリングの原因になるので、片方のスピーカーを切っておくように注意する。

コロナ禍において買って良かった物・持っていて良かった物

在宅で仕事 (Work From Home, WFH) をするようになり、1年ほど経った。 買っておいて良かった物、新たに買って良かった物を紹介する。

食器洗い機

パナソニック製のNP-TCB1を、コロナ前、就職してから少し経った頃に買った。 大学時代は大学近くに安価な飲食店が多かったため外食がほとんどだったが、就職して外食が割高になって自炊する機会がやや増えた。食器洗いが面倒だったので、購入した。

コロナ禍で自宅で料理・食事することが増えたので、重宝している。 2-3人用を1人で使用しているが、料理時に具材を入れるのに食器を使ったなど、複数種類の大きめの食器があると一度には入り切らない。大きめの食洗機を買うか、並べて入れられるように形の揃った食器を使うのが良いだろう。

私が購入したのは乾燥機能なしの最も安価なモデルだ。 食器を洗う際には90度程度の温水を使用するので、食器洗いが完了してすぐに扉を開けておくことで、乾燥機能は必要ない。 外出時に食器洗いを開始するような使い方をする場合には、乾燥機能が着いている方が良いと思う。また、Panasonicの最上位モデル NP-TZ300 には自動で扉を開ける機能がついているらしい。

ロボット掃除機

普段いる場所は綺麗な方が気分が良いが、自分で掃除機をかけるのは面倒だ。WFHが始まってしばらく経ってから、部屋を綺麗に保つためにロボット掃除機Eufy L70を購入した。

L70はLIDARによるSLAM (Simultaneous Localization and Mapping) 技術が使われているロボット掃除機の中では比較的安価だったので、これを購入した。地図を作成・更新しながら動き回る様子を見ていると楽しい。掃除後にvacuum containerを取り出し、どれだけ掃除したのかを確かめながら掃除機でゴミを吸い取るようにしている。

L70で十分な機能があると思うが、Roomba i7はさらに高機能らしい。 L70は曜日・時刻を指定して掃除する機能 (schedules) や部屋の場所を指定して掃除する機能 (zone clean) がついている。i7はこの組合せで、指定した時刻に特定の場所だけを掃除するなどもできるらしい。

また、L70を使っていて気になるのは、掃除中に部屋の敷居を何度も踏み越えることだ。敷居に傷がつかないかと心配になる。

空気清浄機

昼間は天気・花粉・黄砂情報を確かめて換気するが、部屋の埃や花粉の対策で空気清浄機を使用している。 花粉やカビの胞子、PM2.5を捕捉できるよう、HEPAフィルターがついているものを選んだ。

アーモンド

この記事を読んで、アーモンドを間食用に購入するようになった。

Amamzonギフト券のチャージ

銀行振込の支払によってまとめてチャージすると、最大で2% (Prime会員で無い場合) のポイントが1ヶ月ほど経ってから付与される。 高額な商品をAmazonで買ったとき (上記の掃除機のこと)、Amazon Primeの無料体験と組合せてこの方法を使った。

クレジットカード払いとは異なり1-2ヶ月ほど早く支払うことにはなるが、私が使っているクレジットカードでは1%しかポイントがつかないので、1%分多くポイントがつく。2ヶ月で+1%の利率を年に換算すると6%/年になるので、メリットがあると判断した。某証券会社で株式信用取引をすると3%ほどの利率がかかるが、それよりも良い。

さほど多く使用しないなら、Amazon Mastercardクラッシックで1.5%のポイント取得をねらうのが良いだろう。

その他

2021-04-17

DHCP classless static routesを使用したグローバルIPアドレスによるローカルサーバ接続

はじめに

自宅サーバーを運営していて、LANからもサーバーにアクセスしたい場合は、LAN向けにDNSサーバーを立てる方法がよく取られる。 これは、LANの接続点が1個のルーターであり、このルーター上でNATにより自宅サーバーへのアクセスをLANアドレスへ変換するようなネットワーク設定で取られる方法である。 この方法では、DNSサーバーで、自宅サーバーのホスト名を引いた時にLAN内のローカルアドレスを指すように設定しておく。 しかしながら、この方法では、携帯電話などでLANからWANへと移動した際に、古いアドレスがキャッシュに残っていてすぐには名前解決できなくなる。 ルーターによっては、このような設定を行わなくても、WANアドレスでのアクセスもNATでアドレス変換してくれることがあるが、いくつかのルーターではそのようなことができない。

この記事では、上記の問題を回避する別の方法を紹介する。 LAN上でホストにIPアドレスを割り振る際にDHCPを使用するが、DHCPのオプション121で静的ルーティングテーブルを送ることができる。 サーバーのアドレスが頻繁には変更されない場合、ルーティングテーブルを送りつけることで、自宅サーバーのグローバルIPアドレスをクライアント側で実際のサーバーへルーティングすることができ、グローバルIPアドレスのままで自宅サーバーへ接続できるようになる。

Dnsmasq

今回の記事では、DHCPサーバーとしてdnsmasqを使用する。 サーバーのグローバルIPアドレスが203.0.113.40で、LAN上でのサーバーアドレスが192.168.0.2である場合、以下のように/etc/dnsmasq.confに設定する。
dhcp-option=203.0.113.40/32,192.168.0.2

ネットワークデバイスの設定

雑な方法だが、NICにグローバルIPアドレスを追加すると、203.0.113.40宛のパケットが自身宛だと思い込み、通信出来るようになる。
sudo ip addr add 203.0.113.40/32 dev enp11s0

クライアント側での確認

$ route -n
Kernel IP routing table
Destination     Gateway         Genmask         Flags Metric Ref    Use Iface
0.0.0.0         192.168.0.1     0.0.0.0         UG    100    0        0 eth1
203.0.113.40    192.168.0.2     255.255.255.255 UGH   100    0        0 eth1
192.168.0.0     0.0.0.0         255.255.255.0   U     100    0        0 eth1