2013-10-29

Mendeley Desktop でエラー

ある知人が Mendeley というソフトを使っているのだけれど, 久しぶりに使用するとエラーが出て起動しないという. 設定ファイルが破損したようなので, 消せば良いのだけれど, どこにあるのか調べるのに手間取った. このような場合の対処方法をメモしておく.
  1. まず, HOME を適当な別のディレクトリ (今回は /dev/shm/) に設定して, Mendeleyを起動する.
    $ env HOME=/dev/shm mendeleydesktop
  2. これで正常に起動するか確認.
  3. どのようなファイルが出来るのかを調べる.
  4. find /dev/shm/
この結果, Mendeley では, 以下の3個のディレクトリを作り, その中にデータを格納することが分かった.
~/.local/share/data/Mendeley Ltd./Mendeley Desktop
~/.cache/Mendeley Ltd./Mendeley Desktop
~/.config/Mendeley Ltd.
従って, このディレクトリを削除・移動してやれば, 起動できるようになるだろう.
mv ~/.local/share/data/Mendeley\ Ltd./Mendeley\ Desktop ~/.local/share/data/Mendeley\ Ltd./Mendeley\ Desktop-1
rm -rf ~/.cache/Mendeley\ Ltd./Mendeley\ Desktop

2013-10-28

MALLOC_PERTURB_

あるソフトを使っていたら, 私だけエラーが起こる. 同じマシン (RHEL 6がインストールされたマシンをリモートログインで共有していた) を使っている人に聞くと, 同様のエラーは起こらないという. 私とその人との違いは, ログインシェル. 私は bash, その人は tcsh を使っていた. ログインシェルを tcsh に変更してみると, このエラーは起こらなくなった. しかし, ログインシェルを tcsh にした後, bash を起動し, その中でそのソフトを起動するとエラー. こんな時には環境変数が原因だろうと考え, diff をとってみた.
> env | sort > tcsh-env.out
> bash
$ env | sort > bash-env.out
$ diff tcsh-env.out bash-env.out
ここで分かったのは, bash 環境では MALLOC_PERTURB_ が設定されているということ. この環境変数を消すと, エラーは起こらなくなった.

この環境変数がどこで設定されているのかを探ってみると, debugmode というパッケージが原因であることが分かった.

$ rpm -ql debugmode 
/etc/profile.d/debug.csh
/etc/profile.d/debug.sh
/etc/sysconfig/debug
私の使っている bash では, /etc/profile.d にある設定を律儀に読んでいたのでエラーが起こり, 彼の tcsh (の設定である .cshrc) はこのディレクトリを無視していたのでエラーが起こっていなかったらしい.

今回使っていたマシンは, パッケージの選択を面倒に思ったのかフルインストールされていたのだが, どんなパッケージでも闇雲にインストールしてしまうのはダメだという例になった.

2013-10-18

vim with NFS4 home

ホームディレクトリを NFS4 でマウントしていると, vim を終了した時に以下のエラーが出てくる.
E137: Viminfo file is not writable: /home/user/.viminfo
これは何なのだろう? このエラーが時々出るが, エラーが鬱陶しい以外には問題がない.

LinuxユーザがWindowsにインストールするべきソフト

普段 Linux を使う人におすすめの, Windows に入れておくべきソフトを挙げる.

私は Linux と Windows のデュアルブートにしており, 稀に Windows を使う必要が出てくることがある. その時に, 使いたいソフトがインストールされておらず, 不便を感じることがある. そのような事態を未然に防ぐため, 予めインストールしておくべきソフトを列挙してみた.

  • GVIM, 日本語なら, kaoriya からインストールするのが良いだろう.
  • PuTTY, 最近は, 本家からダウンロードしても, 日本語に対応しているようだ. (Encodeの設定があり, デフォルトではフォントの文字コードになっているが, ログイン先の文字コードを設定する.)
  • WinSCP, 公開鍵は putty 付属の puttykeygen で作成する.
  • Real VNC, ビュワーを入れておく.
  • VLC media player, たいていの音楽・動画は再生できる.
  • Google Chrome, 流行のブラウザ.
  • Adobe Reader.
  • Microsoft Office, Windows を使う理由にもなるソフトである.