2015-09-16

PulseAudioにて出力先を設定する方法

PulseAudioは, 最近のLinuxにて使われているオーディオサービスで, 音楽などの再生ソフトとディバイスとの間をとりもってくれている.

PulseAudioでは出力先が複数あっても, デフォルトを設定できるだけでなく, 切り替えることまでできる.

まず, 出力先のデフォルト設定は, 以下のようにする.

$ pactl set-default-sink 出力先
便利なことに, 端末でTabを押すと, 出力先を補完してくれる.
また, 出力先の移動はmove-sink-inputを使う.
$ pactl move-sink-input ID 出力先

なお, sink, sourceなどの用語がでてくるが, 以下のような意味だ. Inputやoutput, sinkとsourceが出てきて, 使い始めた時に混乱した.

sourcePulseAudioの入力, 送信側, 音源
sinkPulseAudioの出力, 受信側
source-output送信側の出力 (プレーヤーの出力端子みたいなもの)
sink-input受信側の入力 (アンプの入力端子みたいなもの)
Souce-outputからsink-inputへ接続するのがPulseAudioの役割と思えば良い. PulseAudioがミキサーみたいなものと思うと, input/outputが逆転してしまう:-(

GUIのツール (pavucontrol) もあって, 出力先を含めて簡単な設定ができる.