複数のハードディスクドライブを使用して LVM のボリュームグループ (VG) を構成した場合,
VG 上の論理ボリューム (LV) は内部では物理ボリューム (PV) 上に割り当てられる.
どの PV が割り当てられているかは
$ lvdisplay -m
で知ることができる.
通常は1つの PV から順に確保されてゆくため,
アクセスの多い LV が 1 台の HDD へ偏ってしまうことが起こりうる.
このような状況になった場合でも,
LV を使用中に使用する PV を変更することができる.
この手順は以下のようになる.
- 別の PV へ複製 (ミラー) を作成する.
- 元の PV の割り当てを削除する.
例えば,
VG
VolGroup00
上の LV
LogVol01
が
/dev/sda2
上に割り当てられている時に
/dev/sdb2
へ移動する場合は,
以下のコマンドになる.
# lvconvert -m 1 --alloc anywhere /dev/VolGroup00/LogVol01 /dev/sdb2
# lvconvert -m 0 /dev/VolGroup00/LogVol01 /dev/sda2
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