2014-03-19

SL6 のインストールから samba サーバの構築まで

SL6をインストールし, sambaサーバを構築する方法をメモしようと思ったが, まだ途中.
  1. Scientific Linux 6 のインストール
    1. このページの「Latest Supported Releases」からインストール用メディアをダウンロードし, CDまたはDVDに書き込む. i386かx86_64かの選択は, マシンのCPUによる. 32bit (Jonah以前) ならi386, 64bit (Merom以降) ならx86_64を選ぶ. 初めての場合, *-Install-DVD.iso がおすすめ. *-boot.iso でも良いが, 設定項目が多い.
    2. インストールを行う.
    3. パーティションは, /homeをできるかぎり大きめに, /は4GBから8GB程度で良い.
    4. 構成は, Minimum.
  2. rootでログインし, 管理者用アカウントを追加.
    1. 以下のように表示されたら, ユーザ名「root」とインストール時に設定したパスワードを入力する.
      Scientific Linux release 6.5 (Carbon)
      Kernel 2.6.32-431.el6.i686 on an i686
      Login:
      
    2. ユーザを追加 (ここではtaroとしたが, 何でも良い. 通常は管理者の名前にする.)
      # adduser taro
      # passwd taro
      New password: 
      Retype new password: 
      
      (#以降の部分を入力する)
    3. taro を sudoers に追加する.
      # visudo
      エディタ (vi) が起動するので, 以下の1行を書き加える.
      taro ALL=(ALL) ALL
      viの使い方を簡単に述べる: G (shfitを押しながら) を押して最下行に移動, oを押して入力モードを開始, 上記1行を入力し, ESCを押してコマンドモードに戻る. 「:wq」と入力して保存・終了. コマンドモード中は, jk で上下移動, hlで左右移動である.
    4. 一度ログアウト
      # logout
      (Ctrl+Dを押しても良い)
    5. 追加したユーザでログインし, 以下の作業を行う.
    これ以降の操作は, SSHでログインし, 他のマシンからでも可能. Windows用のSSHクライアントもある.
  3. まずはアップデート
  4. $ sudo yum update
    $ sudo shutdown -r now
    アップデートをすべて反映させるため, 再起動する. (たいていのアップデートには再起動は不要だが, kernel などのアップデートには再起動が必要.)
  5. 必要なパッケージをインストール
  6. $ sudo yum install ntp samba man
  7. NTPの起動
  8. $ sudo chkconfig ntpd on
    $ sudo service ntpd start
    (1行目は, システム起動時にNTPDが起動するように設定. 2行目は, NTPDを (すぐに) 起動.
  9. sambaの起動
  10. $ sudo chkconfig smb on
    $ sudo service smb start
    
  11. sambaでアクセスする際のアカウントを作成 (この例ではkyoto)
  12. $ sudo adduser kyoto
    $ sudo smbpasswd -a kyoto
    
    複数のアカウントを作成する場合, 上記2コマンドを繰り返す.
  13. SElinuxの設定
  14. $ sudo setsebool -P samba_enable_home_dirs 1
  15. ファイアウォールの設定
    $ sudoedit /etc/sysconfig/iptables
    以下の太字の部分を書き足す.
    *filter
    :INPUT ACCEPT [0:0]
    :FORWARD ACCEPT [0:0]
    :OUTPUT ACCEPT [0:0]
    -A INPUT -m state --state ESTABLISHED,RELATED -j ACCEPT
    -A INPUT -p icmp -j ACCEPT
    -A INPUT -i lo -j ACCEPT
    -A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 22 -j ACCEPT
    -A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp -m multiport --dports 139,445 -j ACCEPT
    -A INPUT -j REJECT --reject-with icmp-host-prohibited
    -A FORWARD -j REJECT --reject-with icmp-host-prohibited
    COMMIT
    
    $ sudo service iptables reload
  16. IPアドレスの設定など
  17. 固定IPアドレスを設定を /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 に記述する. HWADDR などはそのままにする.
    DEVICE="eth0"
    BOOTPROTO="static"
    HWADDR="xx:xx:xx:xx:xx:xx"
    NM_CONTROLLED="no"
    ONBOOT="yes"
    TYPE="Ethernet"
    BROADCAST="192.168.0.255"
    DNS1="192.168.0.1"
    DNS2="8.8.4.4"
    IPADDR="192.168.0.11"
    NETMASK="255.255.255.0"
    
  18. ホスト名とデフォルトゲートウェイを /etc/sysconfig/network に記述する.
    NETWORKING=yes
    HOSTNAME=host1.example.com
    GATEWAY=192.168.0.1
    

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