2015-12-27

Eizoのディスプレイ EV2750 をLinuxマシンから使うために買った

PCで作業をするためのディスプレイを探していて, EizoのEV2750を購入した.

この機種を選んだポイントは, そこそこ画素数が多くピクセルサイズが小さい, 論文やプログラムを書くときに目が疲れにくそうなところ. その他に, 左右に並べて別々の入力を表示できるという点も魅力だった.

普段はLinuxを使うので, そういう観点から使ってみた感想を書いてみる.

DisplayPortのホットプラグ検出

電源offや省電力モードなった時, ケーブルを抜いたように振る舞う. 私はノートPCに接続して使っているのだが, ディスプレイが省電力モードになる度に出力先を設定する必要がありわずわらしかった.

この問題には解決策があって, 「Compatiblity Mode」をonにすると良い. 電源がonの状態で, 一番左のボタンを3秒間押し続ける. 「Compatibility Mode: On」と表示される.

DisplayPort/HDMIを通した音声出力

Fedora release 30 では, Volume Control (pavucontrol) で Built-in Audio の Profile 設定を Digital Stereo (HDMI) Output にすると音が出た. CUIでも pacmdpactl で設定できるはずだが, 試していない.

内蔵のスピーカーでは低音がほとんど欠落してしまう. スペック的な欲をいうと, S/PDIFで音声をだしてくれるともっと良かった... 音声はもともと期待していなかったので問題ない.

PbyP (2入力同時表示)

入力の選択をPbyPにすると, 2個の入力を左右に表示できるようになる. PbyPにすると, 画素数のモードが変わった.
通常時のxrandr出力:
DP1 connected 2560x1440+0+0 (normal left inverted right x axis y axis) 597mm x 336mm
   2560x1440     59.95*+
   1920x1200     59.88  
   1920x1080     60.00    59.94  
   1600x1200     60.00  
   1680x1050     59.95  
   1600x900      60.00  
   1280x1024     60.02  
   1280x800      59.81  
   1280x720      60.00    59.94  
   1024x768      60.00  
   800x600       60.32  
   720x480       60.00    59.94  
   640x480       60.00    59.94  
   720x400       70.08  
PbyP時のxrandr出力 (幅だけ半分の1280x1440が現れ, 画面サイズの情報が消えた.):
DP1 connected (normal left inverted right x axis y axis)
   1280x1440     59.90 +
   1280x1024     60.02  
   1280x800      59.81  
   1280x720      60.00    59.94  
   1024x768      60.00  
   800x600       60.32  
   720x480       60.00    59.94  
   640x480       60.00    59.94  
   720x400       70.08  

なお, 管理者設定にて「Auto PbyP resolution」をon/offで切り替えられるのだが, offにすると1280x1440は現れない. (両方のユニオンを出してくれれば良かったのだが)


執筆時点では EV2750 が最新だったが, USB Type-C に対応した後継機も発売されている.

画素数がさらに多くなり 4K に対応したモデルもある.

0 件のコメント:

コメントを投稿