2010-08-06

GV-MVP/RX を Vine Linux 5.1 上で使用する

GV-MVP/RX は MPEG エンコーダチップを搭載した, TV チューナボード (アナログ). これを Vine Linux 5.1 から使用してみた.

Vine Linux 4.2 ではこのチューナを使用できていたが, Vine Linux 5.1 でも使用できることがわかった. ただし, 使用するコマンドが 4.2 のときと変わっているようだ.

関連するパッケージ

以下のパッケージを使用した. すべて Vine Linux 5.1 のリポジトリから取得できる.
  • ivtv-firmware: ファームウェア
  • ivtv-utils: IVTV ドライバのためのツール
  • ffmpeg: 動画の再生に使用

手順

  1. 上記パッケージをインストール
  2. IVTV ドライバをインストール
    # modprobe ivtv
    このあと,
    dmesg
    でエラーが起こっていないか確認する. おそらく, 以下のような出力が得られる.
    ivtv0: Registered device video0 for encoder MPG (4096 kB)
    ivtv0: Registered device video32 for encoder YUV (2048 kB)
    ivtv0: Registered device vbi0 for encoder VBI (1024 kB)
    ivtv0: Registered device video24 for encoder PCM (320 kB)
    ivtv0: Initialized card #0: I/O Data GV-MVP/RX, GV-MVP/RX2W (dual tuner)
    ivtv:  End initialization
    ivtv0: Loaded v4l-cx2341x-enc.fw firmware (376836 bytes)
    ivtv0: Encoder revision: 0x02060039
  3. 周波数とチャンネルを設定
    $ ivtv-tune -t japan-bcast -c 12
    (この例では, 「12」がチャンネル.)
  4. 規格を設定 (1行目が一覧の取得, 2行目が設定, 3行目が設定値の読みだし.)
    $ v4l2-ctl --list-standards
    $ v4l2-ctl -s 2
    $ v4l2-ctl -S
  5. チューナからの入力を選択
    $ v4l2-ctl -n
    $ v4l2-ctl -i 0
    $ v4l2-ctl -I
  6. ファイルへ MPEG ストリームを保存
    $ dd if=/dev/video0 of=stream.mpeg
  7. MPEG プレーヤで再生する.
    $ ffplay stream.mpeg

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