2011-11-30

SMTP 認証を LDAP + PAM 環境で使用

CentOS 5, 6 などにおいて SMTP にて認証を行うためには, saslauthd を使用する. しかし, 認証情報を LDAP から取得するようにしている場合には, 単に saslauthd の設定を行うだけではうまくいかない. 以下のような警告とともに認証に失敗する.
postfix/smtpd[24325]: warning: SASL authentication failure: Password verification failed
postfix/smtpd[24325]: warning: example.com[192.168.0.2]: SASL PLAIN authentication failed: authentication failure

saslauthd が pam に認証情報を問い合わせるとき, /etc/pam.d/smtp の設定に基づいて pam が認証情報を返す. 一方で, smtppassword-auth を見るような設定となっているので, LDAP にて認証を行うことができない.

解決方法は, pam がシステムの認証方法に従うようにすることである. include password-auth とかかれている部分を include system-auth と書き換えると LDAP にて認証できるようになる.

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